遂についに我が家にもやって来ました。
鬼が
と言っても、節分の話ではありません。そう、
これまで子供の買って買って攻撃をずっとかわし続けて来ましたが、ある日家に帰ったらなぜか目の前に全巻セットが。
聞くと、いつまでも買ってくれない親父に痺れを切らした娘が、友達から全巻を借りて来たとのこと。
でかしたぞ、娘よ!
何だかんだ言っても、これほどの話題作なので一度は読んでみたかったのです。
ということで週末の2日間で「全集中の呼吸」23巻一気読み。
こんなに一生懸命漫画を読んだのは10年前にワンピースを読んで以来です。その時は10巻くらいで早々に挫折してしまいましたが、今回は最終巻まで一気に読み切りました。
で、全巻を読んだ正直な感想は・・・
「人気は作られるもの」
ということ。
確かに感動する場面もそこそこありますし、ネタバレになるので詳しくは書きませんが映画にもなった8巻の煉獄さんのシーンや、最終巻のクライマックスでは不覚にも泣いてしまいました。(歳取ると涙腺が弱くて困ります。。。)
ただ正直言うと、日本中が大騒ぎするほどの名作とまでは思えませんでした。
完全に好みの問題ですが、個人的には「スラムダンク」の方がよっぽど面白いし感動しました。
もちろん、高校生くらいの多感な時期に読んだスラムダンクと、40代のおっさんになって読んだ鬼滅の刃を同列で比較するのはフェアではないですが・・・。
ただ一つ言えるのは、日本中がコロナという閉塞状態の中で、皆が一つになれる共通の明るい話題を求めていたこのタイミングに上手くはまったからこそ、ここまでの熱狂になったのではないか、即ち、この特殊な状況だからこそ生まれたブームではないかと思います。
・・・と、全体的に否定的なトーンになってしまいましたが、もちろん一気読みするくらいなので決してつまらない漫画ではないですし、妻と子供は大絶賛でしたので、ただ単に自分がハマりきらなかっただけかもしれません。
ただ最後に一つだけ言いたいのは、戦闘シーンの描写が賑やか過ぎて、おじさんには目が疲れます・・・。
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