商品:アイリスオーヤマ エアリーマットレス ハイグレード(厚さ9cm)
価格: 23,000円
評価:☆☆☆☆☆
今回は布団の話題です。
コスパが良い布団はニトリかアイリスか
「一日の1/3は寝ているので布団は良いものを」とはよく言いますが、そうは言っても10万円近くするような布団にはなかなか手が出ません。
かと言って、体に合わない布団だと朝身体中が痛くて逆に疲れているということにもなりかねず、自分に合った布団を見つけるのは至難の業。
困った時は、安心感と少しの(?)見栄のためブランド品に頼りがちですが、布団は誰かに見せるわけでも無いので、割高なブランド品を買うのもバカらしい気がします。
となると、思い浮かぶのがコスパに優れたあの会社。そう「お値段以上ニトリ」です。
実際、私も過去にニトリの体圧分散敷布団を使っていました。ウレタンフォームのマットレスで価格は15,000円程度。
これはこれで硬めの寝心地が気に入っていましたが、たまに布団を敷きっ放しにしてしまうズボラな我が家では、1年半くらいで背面にカビが・・・。
ウレタンは、通気性が悪いためズボラな家庭にはあまり向きません。
そんな時に見つけたのが、ニトリに勝るとも劣らないコスパ抜群メーカー アイリスオーヤマのエアリーでした。
エアリーの特徴
アイリスオーヤマのエアリーは、浅田真央さんのCMでお馴染みのエアウィーブと同じチューブ状の素材で出来たマットレスで、次のような特徴があります。
通気性が抜群
エアリーは、東洋紡の「エアロキューブ」という、中身が空洞のチューブ状の素材を何層も重ね合わせて出来たマットレスです。例えるなら、乾燥した素麺のような見た目です。
ちなみにこのエアロキューブという素材、新幹線の座席にも使われている東洋紡のブレスエアーという素材を寝具向けに改良して作られたようです。
体積当たりだと95%が空気だそうで、隙間が多いため通気性が抜群です。
そのため、夏は非常に涼しくほとんど蒸れません。また、万年床でもカビにくく、ズボラな我が家にとってこの点は大きなメリットの一つです。
一方、通気性が良い分、冬は寒いと言うデメリットもあります。
この点、アイリスオーヤマのエアリーはよく考えられており、カバーの表裏で異なる素材が使われています。
表面は夏用の通気性が良いメッシュ素材、裏面は冬用の保温性のあるニット素材。
↓夏用のメッシュ素材
↓冬用のニット素材
とは言え、冬用のニット面でも普通の布団よりは通気性が良く底冷えしますので、ニトリなどで売っている厚手の敷きパッドとセットで使用するのがおすすめです。
高反発
エアリーは沈み込みが少ないいわゆる高反発タイプのマットレスです。高反発か低反発かは好みが分かれるところだと思いますが、個人的には、柔らかく沈み込みやすい低反発タイプの布団は体が痛くなりやすいため、硬めの高反発タイプの布団が好みです。
エアリーマットレスは、しっかりとした反発力があるため体が痛くなりにくいです。
ちなみエアリーのマットレスは厚さが5cm、9cm、12cmの3種類あります。私は5cmと9cmの2種類を持っていますが、5cmのものは体重のある大人だと反発力が若干頼りない感じがして、買うなら圧倒的に9cmがおすすめです。9cmはしっかりとした反発力があり、床に直接敷いてもベッドに寝ているような感覚がします。
12cmは試したことはありませんが、厚いと当然収納にも場所を取ることになりますので、個人的には9cmで十分だと思います。
マットレスの丸洗いが出来る
エアリーは中材が丸洗いできます。
とは言っても、素材上、中材に汗が染み込むことはありませんので、何もしなくても綿やウレタンの布団より清潔で、汗などの匂いが残ることもありません。従って、普通に寝ている限りは丸洗いの必要はありません。
では丸洗いできることがどんな時に便利かと言うと、小さな子供がいる家庭は、子供がおねしょをしたり風邪などで突然嘔吐した場合に非常に役に立ちます。綿やウレタンの敷布団の場合、拭いて干すくらいしか出来ないため、匂いが完全には取れず、捨てざるを得なくなることもありますが、エアリーは濡れた部分を丸洗いすれば、匂いが残ることもなく非常に清潔に使えます。
耐久性は十分
布団は消耗品のため、どんな布団でも使い続けるとヘタッてくるのはある程度止むを得ないですが、そうは言っても、一年程度で使い物にならなくなっても困ります。
その点、我が家のエアリーは使い始めて一年半が経ちますが、今のところヘタりはほとんど感じられません。また、マットレスは三つの部分で構成されていますが、腰の部分が一番体重がかかりヘタリやすいため、中材の場所を定期的にローテーションすることで、寿命を延ばすこともできます。(面倒なので今のところ入れ替えたことはありませんが・・・。)
ちなみに、この調子なら、少なくとも5年くらいは十分もちそうです。
収納にはそれなりに嵩張る
私が使用しているマットレスは9cmと厚手のタイプのため、収納時はそれなりに嵩張ります。綿の布団なら4つ入る押入れにも、エアリーだと3つしか入りません。4人家族の我が家は、1つは部屋の壁に立てかけて置いており、お客様が来たときだけ、ウォークインクローゼットに無理やり押し込んで収納しています(笑)
エアリーとエアウィーブの違いは?
エアリーの特徴は、浅田真央さんのCMでお馴染みのエアウィーブの謳い文句とほぼ同じです。
改めて、両社のホームページを見てみると、その特徴はほぼ同じ。中身のファイバー素材も、
「繊維」と「樹脂」と、言い方こそ違いますが、要は同じ素材です。エアウィーブのファイバーは自社製の一方、エアリーのファイバーは大手化学繊維メーカーの東洋紡製ですが、素材が同じ以上は、機能としては大きくは変わらないのではないかと思います。
ちなみにお値段は、同じくらいの厚さの布団で比べると、
エアリー:23,300円(厚さ9cm)
エアウィーブ:99,000円(厚さ8cm)
と、その差なんと4倍以上!
エアウィーブを使ったことがないため決め付けは良くないですが、この価格差でそれほど変わらない性能が得られるのであれば、個人的にはエアリーで十分だと思います。
アイリスオーヤマは家電から家具や布団、果てはマスクまで、製品開発のスピードと質の両立の面で本当に優れた企業だと思います。
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